DISCOGRAPHY

文:野口広之(ギター・マガジン編集人)


When a Man Loves a Woman

~best live tracks Ⅲ

M1:When a Man Loves a Woman
M2:Summertime
M3:I Can’t Tell You Why
M4:Spring Is Nearly Here
M5:Georgia on My Mind
M6:突然の贈りもの
M7:My One And Only Love
M8:Left-Handed Womann
M9:When a Man Loves a Woman

一音だけで人を釘付けにできる大村憲司の魅力

憲司が好んだ歌モノ楽曲のカバーを中心としたインストゥルメンタル・トラック集。ライブの定番だった「When a Man Loves a Woman~男が女を愛する時」を始めとした9曲の白熱の演奏が収められている。渡辺香津美はかつて“憲司が歌モノをブルージィに弾いた時は独壇場”と語ったが、まさにその言葉を裏付ける歌心のある演奏をたっぷりと聴くことができる。憲司はウェス・モンゴメリーを完璧に弾きこなせるほどのテクニシャンでありながら、弾けるが故に弾かないという一番肝心なことを理解し、一音だけで人を釘付けにできるギタリストだった。その魅力をぜひとも味わって欲しい。

When a Man Loves a Woman~best live tracks Ⅲ

男が女を愛する時〜ベスト・ライヴ・トラックスⅢ

ステップス・レコーズ STPR001/2015年4月22日発売/2,400円(税抜)

参加ミュージシャン:
大村憲司(G)/村上“PONTA”秀一(Ds)/高水健司(B)/青木智仁(B)/続木徹(Key)/重実徹(Key)/小林信吾(Key)/吉弘千鶴子(Key)/ 佐藤博(Key)/続木力(Harp)/渡辺香津美(G)/斉藤ノヴ(Per)

<販売>
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KENJI OMURA BAND(PONTA SESSION 4DAYS !)

~best live tracks Ⅳ

(DISC1)
M1:Mercy Mercy Mercy
M2:Knock on Wood
M3:Benjamin
M4:Charlotte
M5:Left-Handed Woman
M6:When a Man Loves a Woman
M7:Leaving Home
M8:Spring Is Nearly Here
(DISC2)
M9:Better Make It Through Today
M10:Bamboo Bong
M11:Rhythm Road
M12:I Can’t Tell You Why
M13:突然の贈りもの
M14:Everyday I Have the Blues
M15:Ramblin’on My Mind

音の消え際に宿る上質の歌心こそが大村憲司

89年12月30日に神戸チキンジョージで行なわれたステージの全容を収めたもの。この年、村上がホストとなって12/27〜30、“ポンタ・セッション・4デイズ!”が開催されたが、29日、30日は大村憲司バンドの演奏であり、このCDはその最終日にあたる。メンバーはその頃のレギュラーである、村上(d)、高水(b)、続木徹(k)、重実徹(k)。選曲はオリジナル、歌モノのカバー、ブルース・スタンダードなどをバランスよく取り混ぜたバラエティに富んだものだ。特筆すべきは音の良さで、まさにこの日、このメンバーでしか生み出し得ない、奇跡のような一夜が丸ごと収められている。どのようなジャンルを弾いても、音の消え際に宿る上質な歌心が聴く者の耳を捕らえて離さない。そんな憲司のギターの魅力がはっきりとわかる貴重な記録と言えるだろう。

KENJI OMURA BAND(PONTA SESSION 4DAYS !)~best live tracks Ⅳ

大村憲司バンド(ポンタ・セッション・4デイズ !)~ベスト・ライヴ・トラックスⅣ

ステップス・レコーズ STPR002/2015年4月29日発売/2枚組/4,300円(税抜)

参加ミュージシャン:
大村憲司(G&Vo)/村上“PONTA”秀一(Ds)/高水健司(B)/続木徹(Key)/重実徹(Key)

<販売>
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Aged 25 Years

~best live tracks V

(DISC1)
M1:Left- Handed Woman
M2:春がいっぱい
M3:Big Legged Woman ゲスト:永井隆
M4:When a Man Loves a Woman
M5:Stormy Monday ゲスト:近藤房之助
M6:Greedy Woman
M7:The Lady in Green
M8:Snow Express ゲスト:鈴木茂
(DISC2)
M9:My One and Only Love ゲスト:渡辺香津美
M10:Leaving Home
M11:Breezin’ ゲスト:渡辺香津美
M12:Brown Shoes ゲスト:寺田創一
M13:0の丘∞の空(ゼロノオカムゲンノソラ)
   ゲスト:遊佐未森
M14:Wonderful Tonight
M15:都会 ゲスト:大貫妙子
M16:音楽殺人 ゲスト:高橋幸宏
M17:Local Hero

*M1-5:1st Night (97.4.25)
*M6-11:2nd Night (97.4.26)
*M12-17:3rd Night (97.4.27)

25年の節目を迎えた喜びが伝わる堂々のステージ

『25周年ライヴ〜ベスト・ライヴ・トラックスV』は、タイトル通り憲司のプロ生活25周年ライヴを収めたものだ。このライヴは97年4月に神戸チキンジョージで3日間、六本木ピットインで3日間行なわれた。ともに1st Nightはブルース、2nd Nightはジャズ・フュージョン、3rd Nightはポップス、を中心としたプログラムで、それぞれに多彩なゲストを迎えた豪華なステージが繰り広げられた。ピットインには、永井隆、近藤房之助、渡辺香津美、鈴木茂、寺田創一、遊佐未森、大貫妙子、高橋幸宏が参加。本作は六本木の3日間から各日の演奏をダイジェストで収めたもので、ゲスト参加曲を網羅した全17曲がセレクトされている。25年の節目を迎えた憲司の喜びがありありと伝わってくる堂々のステージを堪能してほしい。

Aged 25 Years~best live tracks V

25周年ライヴ~ベスト・ライヴ・トラックス V

ステップス・レコーズ STPR003/2015年8月12日発売/2枚組/4,400円(税抜)

参加ミュージシャン:
・レギュラーバンド:
 大村憲司(G&Vo)/村上“PONTA”秀一(Ds)/青木智仁(B)/小林信吾(Key)
・ゲスト:
 <1stNight>永井隆(Vo)/近藤房之助(Vo&G)
 <2nd Night>鈴木茂(G)/渡辺香津美(G)
 <3rd Night>寺田創一(Key&Prg)/遊佐未森(Vo)/大貫妙子(Vo)/高橋幸宏(Vo&G)

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KENPON BAND

〜best live tracks VI

(DISC1)
M1:Mercy Mercy Mercy
M2:I Saw Her Standing There
M3:Everyday I Have the Blues
M4:Georgia on My Mind
M5:Hound Dog
M6:I Ain't Got Nothing but the Blues
M7:Knockin' on Heaven's Door
M8:Dear Mr.Fantasy
M9:Better Make It Through Today
(DISC2)
M10:Greedy Woman
M11:Ticket to Ride
M12:Ain't Nobody's Business
M13:Get Back
M14:Honest I Do
M15:Ramblin'on My Mind
M16:Leaving Home

佐藤博との共演がマジックを生んだ新生KENPON BANDのベスト・パフォーマンス

KENPON BANDは憲司とポンタの双頭バンドで、80年代の終わりに活動をスタート。メンバーは青木智仁(b)、小林信吾(k)で、たびたびライヴを行なった。憲司晩年の98年3月にはベースに高水健司、ピアノに佐藤博(12年他界)を迎えて六本木ピットイン(3/1〜2)と神戸チキンジョージ(3/3〜4)で4日間のステージを開催。本作は、このうち3/2〜4の3日間の演奏からベストテイクを選りすぐったものだ。多くのミュージシャンから敬愛され、山下達郎をして「日本最高のピアニスト」と言わしめた佐藤と憲司は常々一緒にやってみたかったようだ。実際、ライヴの多くの場面に佐藤がフィーチャーされ、その指先から溢れ出るブラック・フィーリングが色濃く反映されている。セットリストはカバー曲が中心で、R&Bスタンダード、ビートルズなどが演奏された。

KENPON BAND~best live tracks Ⅵ

ケンポン・バンド~ベスト・ライヴ・トラックスⅥ

ステップス・レコーズ STPR004/2015年11月18日発売/2枚組/4,400円(税抜)

参加ミュージシャン:
大村憲司(G&Vo)/ 村上“PONTA”秀一(Ds)/高水健司(B)/佐藤博(Key&Vo)

<販売>
Amazon | Billboard JAPAN | TOWER RECORDS ONLINE | VIVID SOUND | セブンネット | 楽天ブックス | HMV ONLINE | CDJournal 他


NEW

Rainbow in Your Eyes

〜best live tracks VII

M1:Rainbow in Your Eyes
M2:Tokyo Rose
M3:I Want to Talk to You
M4:Rock Me Baby
M5:While My Guitar Gently Weeps
M6:Summertime
M7:Charlotte
M8:Rainbow in Your Eyes

レオン・ラッセルの名曲をテーマにコンパイルされた名演集

2015年4月に『男が女を愛する時〜ベスト・ライヴ・トラックスIII』、『大村憲司バンド(ポンタ・セッション4デイズ!)〜ベスト・ライヴ・トラックスIV』の2作、8月には『25周年ライヴ〜ベスト・ライヴ・トラックス V』、11月には『ケンポン・バンド〜ベスト・ライヴ・トラックスVI』がリリースされた。一連のタイトルは各紙誌やニュースサイトで取り上げられ、静かに熱い話題を呼んだ。 この年の夏、横浜赤レンガ倉庫で開催された『70'sバイブレーション』展では、YMOの使用楽器が展示され、その中で憲司のギターなども公開されていたのも記憶に新しい。息子、真司もギタリストとして頭角を現わしており、大村憲司の遺伝子が脈々と今の世界に受け継がれていることを実感する。  そして、第5弾(通算7タイトル目)となるのが『レインボウ・イン・ユア・アイズ〜ベスト・ライヴ・トラックスVII』である。レオン・ラッセルの名曲をアルバム・タイトルに、歌ものカバーやオリジナルのインストゥルメンタルを収めている。8曲中6曲が未発表の貴重な作品集だ。

Rainbow in Your Eyes〜best live tracks VII

レインボウ・イン・ユア・アイズ〜ベスト・ライヴ・トラックス VII

ステップス・レコーズ STPR007/2017年1月25日発売/¥2,400(税抜)

参加ミュージシャン:
大村憲司(G&Vo)/村上”PONTA”秀一(Ds)/青木智仁(B)/小原 礼(B&Vo)/高水健司(B)/小林信吾(Key)/坂本龍一(Key)/重実 徹(Key)/続木 徹(Key)/ペッカー(Per)/伊藤銀次(G&Vo)

<販売>
Amazon | Billboard JAPAN | TOWER RECORDS ONLINE | VIVID SOUND | セブンネット | 楽天ブックス | HMV ONLINE |


Previously Released:best live tracks Ⅰ&Ⅱ

*ビクターエンタテインメント掲載許諾済

Left-Handed Woman
~best live tracksⅠ

ビクターエンタテインメント VICL61223

Leaving Home
~best live tracksⅡ

ビクターエンタテインメント VICL61224

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