重実 徹/メロディーズ&テイルズ/センシュアル・ピアノ[Tohru Shigemi/Melodies & Tales /Sensual Piano]

NOTES

Melodies & Tales

優しく、熱く、歌うピアノ。紡がれるメロディーの快感。
ヴァーチュオーゾ・プレイヤー、重実 徹の新作フルアルバム。

(各曲に重実 徹本人のコメントを記載します。)


1.Le Soleil(ル・ソレイユ)/4:41
作・編曲 : 重実 徹
ゲスト:ソプラノ・サックス:鈴木明男(すずきあきお)

東シナ海沿いの道を、ゆっくりと岬まで走った記憶…陽光は明るいけど風は爽やか。


2. French Airport(フレンチ・エアポート)/4:11
作・編曲 : 重実 徹
ゲスト:バリトン&テナー・サックス:鈴木明男(すずきあきお)

60年代の映画の中の人々は、いつもにぎやかでした。


3.Kiiling me softly with his song/やさしく歌って/4:46
作詞:Norman Gimbel
作曲:Charles Fox
編曲 : 重実 徹
ゲストヴォーカル :Geila Zilkha(ギラ・ジルカ)
(ロバータ・フラック・カヴァー)

ギラさんの声は本当にOne and onlyです。


4. via Cairo/ヴィア・カイロ/4:50
作・編曲 : 重実 徹

カイロで乗り継いで、さらに遠くへ。


5. Innocent eyes/イノセント・アイズ/4:20
作・編曲 : 重実 徹
ゲスト:チェロ:村中俊之(むらなかとしゆき)

スタンダードナンバーのようなコード進行で、
緩やかな曲を作ってみました。


6.1987/4:12
作・編曲 : 重実 徹

1987年当時のInkstickは、とがった人ばかり。
フェンダー・ローズなんか口にしただけで、 えっ?今どきって感じ。


7. Europe/哀愁のヨーロッパ/4:32
作曲:Carlos Santana/Tom Coster
編曲 : 重実 徹
ゲスト:チェロ:村中俊之(むらなかとしゆき)

超有名なサンタナの曲。
ピアノで試しに弾いてみたらこれがまた…


8. Kichijoji/吉祥寺/4:25
作・編曲 : 重実 徹

洗練さと土の香りが絶妙にブレンドする町。
ちょっとした思い出もここにあります。


9. Tragedy/トラジディ/4:36
作・編曲 : 重実 徹

<想像されたウエスタンのテーマ>というのがあったけど、
これは<想像されたフランス映画のテーマ>


10. 24 Hours( Spent with You)/24アワーズ(スペント・ウィズ・ユー)/4:37
作・編曲 : 重実 徹

朝起きて夜寝るまでの808レゲエ。(波乱あり)
*808:ドラムマシンの名称


11.Tears for No Reason/ティアーズ・フォー・ノー・リーズン/4:10
作・編曲 : 重実 徹

自分が書いた曲の中で、今一番好きな曲です。
ギターっぽいソロは、本当に一回しか弾いてない。


Sensual Piano

アレンジャー/プレイヤーとしての重実徹氏とは
また別の側面のアルバム。

ピアノを中心にしたインスト集だが、(特に)最近のジャズとは少し異なる。 「きれいなメロディを持つピアノ主体の音楽で、ビートもあり、小難しくない作品を作りたかった」

 

まずピアノの音色に耳を奪われる。水中を伝わってきたような濡れたピアノの音。
M1のタイトルであるモネの「睡蓮」を想起させる。
ニューヨーク近代美術館で見た名画に触発されて作ったというこの曲のピアノ・サウンドが、
アルバム全体の色合いを支配している。

M4の冒頭のルバート部分を作ったことからこのアルバムの制作がスタートしていて、 
ほとんどの曲は、まずピアノを弾いて曲のアウトラインを決め、
その後に使用する楽器やビートの配置を決めて曲を構成していったようだ。

本作ではピアノやオルガンのパートにほぼ修正や編集が加えられていない。
「得意なライヴでのプレイで現れる、きらめきを残せるように」

メロディアスなベース・ラインも大きな魅力、メロディとの絡みが美しい。
M10のギター・ソロにも注目、
このソロはキーボードによって奏でられている。

唯一のボーカル曲、M3はデルフォニックスが1968年に放ったヒット曲のカバーで、
歌っているのはMISIAのツアーでコーラスを担当しているLyn。
「類い希なグルーヴ感を持つ彼女に、50年近く前のスイートなソウルを歌ってほしい」

「演奏する方も楽しくて、気持ち良く聴ける音楽ができないか」と考えて完成したというこのアルバム。
ミックスダウンも本人の手により「その曲のためだけに」されていて、
「身構えず、それぞれの曲をゆったりとした気持ちで聴いてほしい」と語ってくれた。


大山 哲司

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